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2008-01-06 [J] [長年日記]

RS200を使ってみた

娘は未だ抗生剤点滴投与のため入院中。本人は病院に飽きて暴れまくっているんだが。 ついでに自分も扁桃腺を腫らして発熱し、昨日は耳鼻咽喉科へ。

そんなわけで、今日はじめて心拍計RS200を装着して走ったみた。のんびりとじんわり汗をかくレベルでHR(Heart Rate)は140bpm程度。リズムに乗って「快走」してみると、150bpm後半あたりまで上昇。病み上がりなので、これ以上は試さなかったのだけど、こうやって数値で把握できるのはやはりおもしろい。

運動強度はHRそのものの値ではなく、HRmaxという最大心拍数の何%であるかどうかが大切なので、今回測った数字がどの程度のものかを考えてみる。

まず、年齢は36なので、一般的な公式に当てはめると、

HRmax = 220 - (年齢) = 184

ここから、POLAR(心拍計のメーカー)の示している基準に当てはめると、運動強度は以下のように分類されるようだ。

5:Maximum166-184無酸素運動。一般人禁止、と書いてある
4:Hard148-166無酸素運動。最大運動能力の向上
3:Moderate129-148有酸素運動。持久力向上に良い
2:Light114-129有酸素運動。LSDなどに適する。
1:Very Light104-114積極的な体力回復に効果的

これによると、140前後というのは長野マラソン完走を考えると良いトレーニングな気がする。これを中心にして、LSDやちょっと速いペースを取り入れていけば良いのかな。

でも、文献によっては、無酸素運動による最大運動能力の向上(ランニングの場合はスピード練習)はしっかりと体ができてからで、そこまでの体に到達するのに3〜4ヶ月はかかるということなので、速いペースでの練習に取り組むより、とにかくHRを抑えて長い距離と時間を走ることがベストな気がする。きつい練習は性格的に嫌いだし。

Tags: Running

RS200が推定する最大心拍数

RS200が持っているフィットネステストでは、安静時心拍数(HRrest)を測定することで最大心拍数(HRmax)を推定できる。これを使ってみたところ、HRmax=178と診断されてしまった。これだと先の公式では、42歳並、ということになってしまう。

これはいったいどういうことかと思って、大きく落胆しながらネットで調べてみると、以下のような公式も存在することを発見した。

HRmax=1.1 * (HRrest) + 115

測定時に確認した自分のHRrestは55〜58程度という、健康診断的には徐脈(心拍数低め)と呼ばれる異常値*1なので、この公式にあてはめると、だいたい辻褄が合う(注:あくまで辻褄が合う、という話で、RS200がこれを使ってHRmaxを算出している証拠ではないのであしからず)。

これなら致し方あるまい、とほっと胸をなで下ろした次第である。

しかし、ある程度ランニングなどの持久系スポーツをしている人のHRrestは低めになっているはずなのだけど、こういうケースの場合もHRmaxはHRrestで推定できるものなのだろうか。個人的には、HRmaxと HRrestの差が大きい分、有利になる、と考えたいところなのだけど。いかがなもんでしょ。

Tags: Running

*1 健康診断の心電図検査後にいつもスポーツ経験の有無を問われる