2010-03-13 [J] [長年日記]
東京マラソン2010を振り返る
昨秋、フランスはパリのシャルル・ド・ゴール空港にて当選の知らせを受けた2010年の東京マラソン。天候はあいにくの雨だったけれども、無事完走したのでその記録を。
完走したとはいえ、グラフを見ると一目瞭然。40km地点付近で歩いたのがバレバレである。ビブの番号を判別して写真を提供してくれるサービスでも、40km地点でとぼとぼ歩いている姿が記録されているのを発見して悲しい限り。それでも過去に走ったマラソンと比べれば健闘している方なのである。
このグラフは青色が走行速度、赤色がPOLARのRS200で測定した心拍数。同じペースで走っているのにもかかわらず、心拍がどんどん上がっていっているのがはっきりとわかる。
いつもながらコンディション調整に失敗して少々疲労が残る状態で走ってしまったためか、もしくは寒さと雨で体力が奪われてしまったためか、理由ははっきりしないけれども、いつもの30km走と比較して10BPM以上高めなのは確か。よく最後まで走り切れたものである。20kmを過ぎたところで170BPMという数字をみたときは「ああ、こりゃダメだ」とかなり落胆してしまったほどなので。
結局、後半はずっと170BPM付近をキープしながら走り続けることができたわけなのだけど、これはうれしい誤算。個人的に160BPM以上をキープしてフルマラソンを走るのは難しいのではないか、と考えていたので、170BPMを目安にすることができるのなら、もっとペースを上げて良い記録が出せる可能性がある、ということになる。
今回のマラソンに向けての練習では、高BPMでの運動ではなく主に140~150BPM程度でゆっくりと走行することを積極的に取り入れてみた。理由は、低BPMでの運動がLT値と呼ばれる有酸素運動の限界BPMを引き上げてくれる、という理論があることと、単純に走っていて楽だから。
おそらく、この練習がそれなりに奏功したのではないかと思っている。楽なので、これはこれからも続けることとしよう。次の次のマラソンでサブフォーを狙うのが当面の目標かな。
最後に、沿道で応援してくれた家族や友人たちに感謝。最後までがんばれたのは、なによりも彼らのおかげなのです。
お疲れ様でした。<br>僕も東京マラソン参加しましたが、40km付近は皆さんお疲れでしたね。<br>あとちょっとがものすごく大変何ですよね。<br><br>理論的に考えるのも面白いですね。<br>僕は半ば気合で走っているので…。<br>楽しく楽に走れると言うのが一番ステキなんですけどね~。
楽しく楽に、というのが理想ですけど、フルマラソンはやっぱり気合で走る面もありますよね。<br>こうやって分析してますけど、実際は30km過ぎたあたりから先は「男の子はこんなところでくじけちゃいかんだろ」という精神論で走っていましたし。40km付近でくじけてしまったわけですが。
でも歩くことで心拍回復しているんだからいいと思う。私の一昨年のNAHAでは、立ち止まっても心拍が戻らず死ぬかと思いました…。
立ち止まっても心拍が戻らないって…、それは死ぬかと思いますね。体がどういう状態になるとそうなるんですかねえ。