PCを新調した (1)

久しぶりにデスクトップパソコンを新調することにした。今回はMacにしようかな、などといろいろと思案したのだけど、結局は現行の環境をを維持したまま、ハードウェアの性能を向上させることに注力することに。Macは楽しそうなんだが、たぶんすぐに飽きそうなので。

なので、OSは最新のWindows Vistaではなく、長足の進歩を遂げてかなりの安定性を獲得しているWindows XP Professional SP2を敢えて選択。

MPUは、現時点で最速、とまではいかないけれど、ほぼ最速に近い Core 2 Duo E6600。このバージョンから上位のバージョンのCore 2 Duoならキャッシュが4MBあるので、将来的にも長く使えると判断。

ゲームはしないので、いずれWindows Vistaを入れた際に困らない程度の3D性能があればよい。とはいえ、チップセット内蔵のビデオ機能だと1600x1200の解像度がデジタル(DVI)で出力できないようなので、1600x1200まで出力可能なGeForce7300LEというローエンドのグラフィックカードを選択。将来、こういう大きなディスプレイがほしいなあ、とも思うので。

今回は自作PCをいじっている時間もないので、EPSON DirectのMR3100というBTOマシンを注文した。メモリについては自分で購入して実装するので、MPUに対してメモリ容量は最小の256MBに設定。

ちなみに、秋葉原で購入してきたメモリは2GB。最初についてくる256MBは将来EPSONに修理に出す際などに必要になるので、大事にとっておくのだ。

そんなわけで、この土日はそのマシンをセットアップするのに費やしてしまった。よい天気だったのに、何やってんだか。

PCを新調した (2)

さて、新しいPCの使用感なのだけど、今回、置き換えの対象となったAMD Athlon (1.1GHz) 搭載のデスクトップPCと比較すると、さすがに差が大きい。

なので、とっても幸せな感じなのだけど、驚いたのは今使っているノート PC (Sony PCG-Z1V/P, Pentium M (1.6MHz))が体感速度的には遜色ないこと。

3年前に買ったノートPCがまだまだ使える、というのはすごいことではある。もちろん、負荷の重い作業をさせると明らかに違いがわかるんだけど、メールとかブラウザでネットサーフィンするぶんには何も問題はない。このノートPCは今後は仕事メインでまだまだ使うので、よい感じで役割分担できそうである。

では、Core 2 Duo E6600などという速いMPUを載せているマシンを使う意義は何か？

今回はビデオ編集がストレスなくできることが目的の一つであるので、それだけでも意義はある。ただ、それ以上に意義として感じたのはその余裕。

一昔前のPCだと動画のエンコードにせよ、iTunesによるCDのリッピングにせよ、MPUが100%働いてしまうと、他の作業も一緒に滞る、なんてことが多かったのだけど(これはOSの仕様にもよるんだろうけど)、これくらいパワーのあるMPUでしかもデュアルコアともなると、一方で重い処理をしていても、涼しい顔をして他の作業がスイスイとできる。これが思った以上に快適。速いマシンはやっぱりよいのだ。

ただ、やっぱり、メールとインターネットだけなら、本当にこんなスペックのマシンは必要ないのだろうなあ。

今後のPCは、この有り余るパワーをどこに振り向けていくかが課題だ、と巷でいわれていることが実感できた次第である*1。