2002-09-22 [J] [長年日記]
蒙古タンメン中本
高校の頃たまに同級生と食いにいっては悶絶していた激辛ラーメン屋「中本」が復活している、という話を聞いて、バイクに乗って久しぶりに行って来た。
場所は板橋区上板橋。話によれば店主の意志を継いだ若者の手によって「蒙古タンメン中本」として蘇ったんだそうである。 かなり人気があるようで、現地に到着した時点ですでに長蛇の列。しかも、この列がちっとも進まない。どうも、人気があるのに加えて、あまり客の回転がよろしくないようである。このあたりも昔からかわっていないのかも。うろ覚えでしかないのだけど、食べるときは必ずそれなりに待たされたような記憶があるし。
で、30分程度待って、ようやく入店。蒙古タンメン(570円)と定食(半ライス&小麻婆豆腐、130円)を注文(食券式)。この注文からがまた少々待たされる。CLIEで小説を読んだり、店においてある漫画、ドラゴンボール34巻を読んだり。
で、忘れた頃に、まずは上の写真、定食の半ライス&小麻婆豆腐が。昔と変わらない、真っ赤な麻婆豆腐に心が躍る。早速ご飯に麻婆豆腐をかけて食べ始めると、蒙古タンメン(下の写真)がやってきた。
このお店、記憶が正しければ、基本的にラーメンの名称が北へ行くほど辛さが極まっていく。そんなわけで最高峰は「北極ラーメン」なのだけれども、これは未だかつて食べたことがない。友人が食しているのを見て、「あれはやめておいた方がいいな、ウン」と怖じ気づいていたからである。その下に「樺太」というのがあり、高校生の時分はよくこれを食していたような気がする。蒙古タンメンはさらにその下、ということになる訳なのだけど、十分に辛い。辛いのはダメって人はたぶん一口で降参であろう。そういうラーメンである。 スープを全部飲み干してしまいそうになる誘惑をなんとか振り切り(おいしいのだけれども、これだけ辛いのだから、明日の朝のトイレとかが心配だし)、汗だくになって店を出た。食べ終わるまでに待ち時間を合わせて一時間半ほどかかったが、確かに待ってでも食べたくなるような、病みつきになる味である。あくまで母校の近くであって、自宅の近くではないことをありがたく思うべきか、悔しく思うべきか。
ちなみに下の写真のように、僕が食べ終わって店を出たあとも行列は続いていた。いつ行けば待たずに入れるのかは不明である。