2000-02-25 [J] [長年日記]
高級和食（ってほどでもないか）
昨日、ビルの階下にある店はすべて行き尽くしたと書いたけど、よく考えてみると、「高い！」と敬遠して、まだ一度も行っていない店があった。
今日、昼飯どうすべーと話をしていたら、「今日は金曜日だ！」「給料日だし」という話になり、そのお高い店に行くことになったのだ。
しかし、お店に入り、メニューを見ると、「ふぐおひつ膳」とか「かつおおひつ膳」とか、１５００円以上するものばっかりで、貧乏性のぼくらは、「昼セット１０００円（鯖の味噌煮、もしくは焼き鮭）」というのに日和ろうとしていたその時、一緒に来ていた先輩が
「ふぐ」
と頼んだのである。
「ふぐおひつ膳は税込みとはいえ１９００円もするのに........！！」
たかが１９００円とはいえ、そのとき、彼はまさしく燦然と輝くヒーローであった。まぎれもなく英雄だったのである。
そんな英雄に勇気づけられたぼくらは、次々に「かつお（１６００円）」「かつお（１６００円）」「中落ち（１６００円）」と、英雄に及ばないまでも、豪気に注文し、豪快に食べたのであった。
どんなときでも、やはり先駆者は偉大で、すばらしい。
また来月来よう！とかたく誓うのも忘れなかった。いやいや、高いだけあってうまいのだ。
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