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2002-02-17 [J] [長年日記]

Pat Methenyの原風景

一人でダラスというなんにもないところに来ていると、週末はヒマでヒマでしょうがないのだ。 土曜日はそれでも韓国人の同僚とステーキ食いに行ったりして暇をつぶせたんだけど、今日は自分がダメ人間じゃないかと思うほどぐうたらしていたのであった。まあ、ちょっと風邪気味なのでいい休養になっているという話もあるけどね。

こちらの天候は、昼は日本の5月くらいの陽気。しかも、今日は曇っていたので、照り返しもなく、外を散歩するには絶好の日和であった。ある程度暖かくなってからの曇天というのは、一種独特の雰囲気があって、心を落ち着けることができたりするもんである。 とくにダラスっていうところは、あまり木立が無く、芝が多いために、まるで荒野のような雰囲気があり、そんな風景をこんな天気の中眺めていると、妙に落ち着いた心持ちになっていく感じがするのである。

PAT METHENYの音楽ってのは、こういった風景に見事にシンクロしていて、日本にいながらにして聞くよりもずっと感動的であった。

スピーキング・オブ・ナウ(パット・メセニー・グループ/パット・メセニー/ライル・メイズ/スティーブ・ロドビー/アントニオ・サンチェス/リチャード・ボナ)