1996-10-31 [J]
No.6 クハ・モハ・サハ
クハとかモハと聞くとみなさん何を思い浮かべるだろうか。たいていの人は、JRの電車に付いているわけのわからない暗号みたいのを想像するのだと思う。あれって、どんな意味があるか知っている人はほとんどいないと思うが、知っていて得をすることもたまにはある。
たとえば、「クモハ」と書いてあったら、「ク」は運転台をあらわし、「モ」はモーターがついていることをあらわす。「ハ」というのは、イロハの「ハ」で、上から順に1等車、2等車、3等車のようにあてがわれているので3等車ということである。もちろん現在ではこのような分類はしていなくて、2等車-->グリーン車、3等車-->普通車に変更されているので、要するに普通車の意味である。
ここまで知っていても、たまに奇特な人が感心してくれるだけで、あまり得することはないが、ここで登場するのが「サハ」である。「サ」というのは付随車の意味で、要するに電車が走るための機能を何も持ち合わせていない。これはどういうことかというと、モーターやその他の機器がついていないので、編成中もっとも騒音が小さい車両ということなのである。最近は交流電動機の普及で電車のモーター音が不自然になりあまり評判がよくないようなので、あのテの音が苦手な人は、この「サハ」を選んで乗るとよい。ちょっと眠りたい、とか、読書がしたい、などの人にもお勧めであろう。
鉄道知識もたまには使えるという一例でした。
2005-10-31 [J]
体力が…
実は文化の日(11/3)に小さな大会があって、その練習にいそしんでいるのだけど、今回は相方のレベルが高いので(自分より若くて、さらに段位が上)、いつになくきつい演武に取り組んでいる次第である。
高校の部活時代にきつい演武をひたすら通す練習が出来たのは、それを可能にするだけの基礎体力があったからで、三十代半ばを迎えようとしている今と同じように考えてはいけないのだ。
今更だけど、ジョギングするときにダッシュを含んだインターバル走などを取り入れて、こういった無酸素運動に対するトレーニングをしておけば良かったと思ってしまう。来年の夏の大会までには克服しなくちゃいけない課題だろうなあ。
飛びの練習
少林寺拳法では投げ技に対して空中で一回転して受け身を取る「飛び受け身」というのがある。あくまで投げられたときに受け身を取るのであって、投げられたふりをするものではない。
ただ、この受け身、中途半端な受け身を取ると腰を打ったり、膝をぶつけたりとひどい目に遭う(なにせ板の間だからね)。そのために練習が欠かせないのだけど、なにせ一年に一回、この機会にしか練習しないので、いつも錆び付いてしまっているのが大問題。
今回はマットをしいて、ビデオを撮ってそのあたりも修正。結局基本に従って怖がらずに受け身を取れば良いだけ、ということを改めて理解。まあ、投げる相手がうまいのもあるのだけど。ちなみに写真で投げられているのがぼくである。
「よくもまあ30過ぎても飛び受け身なんかやる気になるなあ」、と昔の仲間には言われそうだけど、大会とか行くと軽々と受け身を取る50過ぎの人とかいっぱいいるので、情けないことを言っているわけにもいかないのだ。
まあ、けがしない程度にがんばろう。